ツイッタ-でも皆様にご心配していただきましたので、2日にわけて書きましたので
こちらでご紹介させていただきますね。
たくさんのお気づかいのメッセージをどうもありがとうございます!
2月25日(木)
昨日、アンカラ郊外100キロ弱の所にあるカンガル犬が75頭いるチフトリック(農場)に行ってきました。
実は行ったのは2度目です。山羊も羊もたくさんいるところで、牧羊犬としてのカンガル県をブリーディングしている
トルコ一の規模(カンガル犬はシヴァスにはほとんどいないそうです)の割には、ケージ(と言っても大きな動物園のケージのようです)
の屋根がなかったり犬小屋が壊れていたりして、スポンサーもいないということでした。
犬小屋は年に一度作ってもだんだんと噛んだり遊んだりして壊してしまったりするそうです
画像に載せたケージも前と後ろが見事に壊れています。これはまだよい方で右のように結構壊れているのがほとんどです
あなたはにわとりですか〜?
また質の良いカンガル犬は(キリム、じゅうたんと同じように)ほとんどがアメリカに行ってしまい、トルコでは質の良い
カンガルがもうシヴァスには残っていないそうなのです。
なんと、悲しいことではないですか!!
ちなみにオーナーは私もオークションに出しておりますカンガル犬の本の著者で、この本にでているカンガル犬は
全てこの農場のものです。オーナーの方はトルコカンガル保護協会の会長さんです
カンガル犬は日本でも番組で取り上げられたことがあるそうでご存知の方もいると思います
アフリカなどでは、狼を追い払える唯一の犬種としてトルコから輸入されているそうです。
ライオンと闘っても勝てる犬だそうで、女性子どもには優しい犬だということです
たまーに、嫉妬から飼われている犬の赤ちゃんや子供をかみころしたというニュースが新聞に出ていますが
滅多ありません。英名はアナトリアン・シェパードですが、どちらかというとマスチフに似ていると思います
カンガル同士で喧嘩をするとどちらかが死ぬまで殺し合うので、釘のついた首をしているのが普通です
(本に出ています)人間なんてくびったまをひと噛みで死ぬでしょうね。
クリックするとオークションに飛びます!
こちらの本です。お求めいただいたお代はカンガル犬に寄付します
2枚目画像左の方がオーナーのオヌールさんです。
以前からカンガル犬のファンで長年トルコにいる私としては、すこしでもトルコが誇るカンガルの種の保存に是非
協力、応援したいと思い、なにか手伝ってあげたいと思いましたが、現金を経営者の人にあげるのも
どのような形で使われるかわかりませんので、なにか形で寄付してあげればと
たずねましたら、犬小屋か、もしくは75頭の予防接種を持ってくれたら大変嬉しいということでした。
予防接種と言ってもどんな種類でいくらくらいするのか素人の私はわかりませんし、外人ですし、(お手伝いのKさんはもちろん同行してくれますが)
家のワンズのホームドクターであるU先生に聞いたら同行してくれるとこのこと。犬小屋の状態などのチェックで(いくつくらい必要か)
3人で再度昨日行ってきたわけです
そうしましたら、ある一頭のカンガル犬の様子が明らかにおかしいのです。以前行った時にも見せてもらったDuman(ドゥマン)煙
という名前の7歳のオスの犬で、働いているおじさんに聞いたところ、7日間トイレの(大きい方)ができないということで、
苦しそうでおなかが膨れています。他の子はすぐにケージのそばにやってきて尻尾をぶんぶん振って愛想を振りまくか、わんわん吠えるのに
ドゥマンだけ向うを向いてます。時々トイレがしたくてそのポーズになるのですができません。こんな感じで1週間過ぎているようです。
ドゥマンはもう7歳ですがトルコとアメリカのカンガル犬のショーのチャンピオン犬でかなり質がよいそうで。いわば
種犬のような感じで交配に使われているそうです。性格は本当におとなしく従順だそうです。3週間ほど前に交配のために、
ほかの農場に行って戻ってきたら骨がおなかにつっかえたのか、
消化していないのか、トイレができないそうなのです。獣医さんには見せたといっていて(嘘か本当か)薬を飲んでいるらしいですが一向によくならないそうです。
オーナーは長期で用事があり不在で獣医さんに指示された薬だけ与えているとのこと。どうして放っておくの!!!という感じでした
それで、獣医さんのU先生がちょっと見たところかなりおなかが膨れていて苦しそうなので、レントゲンを撮った方がよいということでしたが、
とにかく大きいので普通の獣医さんの所では撮れるレントゲンがないということで、
Uさんが(外科)母校のアンカラ大学の獣医学部(別にキャンパスがあり獣医大学としてはナンバーワン)ならあるし、友達がドクターということで
ということで、(この場合は博士)すぐに電話してくれて今日の朝いちばんに
予約をしてくれました。大学病院ですし、トルコも日本とおなじコネが幅を利かせるところですので、知り合いがいなかったらすぐに見てくれません。
ということで、朝いちばんでまたドゥマンをとりにいき、大学まで運んだのです。幸いドゥマンは、さすがチャンピオン犬で、ものすごくおりこうで、
家のワンズたちとは比べ物にならないくらいです。家の車は犬で一番大きなカンガルを載せるには恥ずかしいほど、1ドアの小さなクーペで、
後ろの座席を倒してやっとドゥマンを載せることができました。のせるときも、おりこうで見ず知らずの車なのに、おじさんが、ここにのりな。と言っただけで
すぐに乗り込みました。頭がぶつかってもなにも言わずに、ワンとも言わずに、ずうっと、しずかにしていました。本当に感動でした
10時に約束でしたが、急いでいるというのに実はDumanをピックアップする前に20分くらい寄り道をしてしまったので
少し遅くなってしまいました。実は昨日その農場からの帰りに(周りが山のようなところです)すごくかわいい野犬の赤ちゃんとお母さんその他大勢の
野犬がおなかをすかせているのを見て車を止めたらみんななにかくれると思ってやってくるのです。お母さん犬は見事に骨と皮で子犬はまるまるとはいえないですが
おっぱいを飲んでいるのでやせてませんでしたが、回りが山でなにもないのに、すごくかわいそうになってしまい、昨日買ってきた牛のレバーを3キロ昨日12時までかかって
ソテーにしてパンとご飯とまぜてパケツで持ってきたのをあげていたのです!すごくがつがつ食べていました!
そんなことをしていましたし、初めて行くので道に迷ったりしてましたので11時近くになってしまい、約束している先生を探したところ
11時からセミナーが始まり、終わるのが12時でしかも、レントゲンは午前中のみと決まっているらしく、遅くなったのを反省しつつUさんに連絡を取ったところ
すぐにすっ飛んできてくれて教授と掛け合ってくれて、結局午後一番でドゥマンのレントゲンを撮ってくれることになりました。
普通は予約をしても1か月くらい待たなくてはいけないそうです。病院までの途中は道を聞いた人がみな、「マーシャーラー!!(感嘆句)
素晴らしい犬ですね!」と言っていました。自分の犬でもないのに、えっへん!チャンピオン犬だから当然!と思っていました(笑)
農場から連れてこられるドゥマン 車の中のドゥマンちょっときついなー。 これならへいきだなー
レントゲンの結果はやはりかなり大きな骨のかたまりがおなかに詰まっていて、(噛んでも骨は石のようになるそうです)明日すぐに切って取りださなければ2.3日で
毒素がたまって死ぬ可能性があるということで急きょ明日手術になりました。全身麻酔をしたので、担架に乗せられてきてまた車に乗せてクリニックまで運び
(残念ながら大学にはケージなどの設備がありません)明日は今度は8時15分までに行かなければなりません。
難しい手術ではないということですがやはりリスクはあるということです。
大きいので4人の先生が押さえつけて麻酔を打ちます やだなーたすけてー! すぐにねんねでレントゲンをこれから撮ります
腸に詰まっていて、傷がついている場合や、壊死している場合はその部分を切ってからまたつなぎあわせなければいけないそうで
感染や合併症を引き起こさなければよいのですが。
ちょっと私も疲れているのでざっと御説明しただけでおかしな文かもしれませんが、こんな大きなカンガルはご覧になる機会はあまりないと思いますので
画像をご覧ください。すごーくおとなしいです。でも喧嘩したらカンガルは唯一狼を殺せるほど強いそうです。ライオンより強いという説もあるほどで、
本当に雌ライオンくらいありそうです。ハグしたらぶらさがりそうです(笑)ドゥマンがんばれ!
おなかをすかせていた親子のストリート犬。可愛いコロコロした赤ちゃんが4ひきました。お母さんはがりがりにやせていました
まだ朦朧としているドゥマン 檻の中のライオンみたいでしょう。クリニックで。
2月26日(金)
今朝は7時過ぎに家をでてVetでDumanをピックアップして大学病院に行ってきました
獣医さんの階段がせまい大理石の階段で(こちらは大理石が安いので普通の古いアパートなどでも床や階段が大理石が多いです)
昨日階段のしたにおろすのもものすごく大変でしたが(すべるので怖がって泣くのです)上がるのも大変で、結局持って行ったシーツに
ドゥマンを載せて3人がかりで車まで運びました
8時15分には着いて手術は9時ごろからだったでしょうか。
昨日書いた獣医さんUさんのつてで、友人のドクターだけではなくプロフェッサーが自ら来てくださって執刀してくださるとのこと。
レントゲンで、ここまで大きなものが腸に詰まっているカンガルは普通ではないということで来てくださったのだと思います。
一番先に車を止めて(大学病院なのでいろいろな犬を連れてくる人がいるのでいくら優秀なチャンピオン犬と言っても、
こんな80キロ以上ある犬が万が一何かしたら手に負えないので車の中で待っていたのですが8時半に最初に庭に出てきたのは、
教授のAさんでした。本当に偉いポストの人はいばらないものなのですね。A教授もとても丁寧で感じのよい方でした。
獣医のU先生のつてということで、また大学病院ということもあり、たくさんのインターンがぞろぞろと付いてきて、ドゥマンを車から乗せて
連れてきました。
大学もU先生のクリニックと同じで床が大理石でしかも掃除仕立てだったため、ドゥマンはつるつる滑りながら連れていかれていました
その後薬局に行って手術に必要な医薬品を買い、手術に臨みました。
11時半ごろでしょうか。庭で待っていた私たちにインターンのU先生が手術終わりましたと連絡をくれまして、手術が成功したこと、
撮影したデジカメを見せてくれて、驚くべきことに、腸に5キロから8キロくらいの骨(消化されずに石灰状になったもの)の塊が詰まっていたそうです
また心配していた腸の壊死もなく(その場合は真っ二つに切るはずったそうですが)切ってつなぎ合わせる必要もなかったそうです。
あと数日遅かったら壊死が始まっていたこと。こんな状態で壊死していなかったのはなんて丈夫なんだろうと、教授をはじめ各先生方も驚いていたそうです。
すぐにU先生に電話したところとっくにインターんのU先生から報告が入っていて彼も驚いていました
デジカメで見たのはかなりすごい画像で、おなかからニシキヘビの太いのがでているかんじでした。だしたものの画像も見ましたが
すごかったです。5キロ以上ということで、かなり重いものがお中で詰まっていたのです!!
1時過ぎにまだ麻酔の覚めていないドゥマンが通常の3倍以上ある担架で運ばれてきまして、車の後ろに滑り込ませるように乗せて
Uさんのクリニックに運びました。車の中で目覚めて小さな声で(まるで小さな子犬のように!)くぅーんと鳴いていました。
昨日Uさんのクニックに運んだ時階段を怖がっていたのを見て、同僚のV先生が「体はでっかいから誤解されるけど赤ちゃんみたいに
こわがりなんですよ」といったのが思い出されました。
手術は成功でしたが、まだ今夜がやまでリスクはあるそうで様子を見なければいけないそうです
来週金曜日までクリニックにいて様子を見て農場に返す予定です。
ちなみに(必要な医薬品は患者持ちですが、国立大学なので手術代はたったの1800円ほどでした)
明日クリニックにお見舞いに行ってきますのでまた画像をお目にかけます。
ドゥマンも2度くらいしか会ったことのない私を信用してくれてよく頑張ったね!と褒めてあげたいです
リスクがあるので(腸が働かなければ死ぬリスクもあるそうで、これから数日のケアが大切だそうです)どうなるかわかりませんが、
先生たちの本当に迅速な行動のおかげでできることはしてあげられたので、あとはどうなっても悔いはないと思います
ツイッタ-でご心配いただいたかた、応援して下さった方どうもありがとうございました!
また続きは報告いたします
(家に戻ったらいつも大きく見えるれおたちがちびっちゃく見えました笑)
2月26日(金)9時7分
いまクリニックから連絡があり、ドゥマンが亡くなったそうです
見に行ってきます。
できることをやったので仕方ないです悲しいです
応援して下さってありがとうございます
3月7日(日)
ドゥマンがなくなってから早いものでもう8日たちました。
先週の金曜日の夜の9時頃になくなったという電話がクリニックからありましてから、本当にずうっと
泣いて過ごしました。最初から手術をしても見込みがないとか、末期がんで手の施しようがないとかでしたら
こちらもそのつもりで覚悟していたのですが、手術自体は難しいものではなく、手術をした教授その他先生方も
成功だもう心配要りません。月曜日にコントロールにいらっしゃいと言ってましたので、まさか死ぬとは思っていませんでしたので
余計にショックでした。手術も手術前には、万が一腸が壊死していたら切ってつなげなければいけないしその場合はリスクが高いと
言っていましたが開いてみたら腸に壊死はなく切らずに済んだと教授自ら説明してくださったのでよかったよかったと安心していたのです。
ですから驚きと悲しみとどうして_???という気持ちでした。
なかには、自分の犬ではないのにこんなに悲しんでいたら自分の犬だったらどうなるのか?とおっしゃるかたもいらっしゃいましたが、
これは説明するのが難しいですが自分の犬でなかったので、十分にケアができなかったので余計に悔やまれるのです。
今までの動物の死にはかなり直面してきましたし、16年一緒だったセキセイインコのピッコロがなくなったときもとても悲しかったですが、
悔いのないようにいつも見てあげていましたから仕方ないと納得してそれほど泣きませんでした。
動物の死以外ももちろん悲しいことはありましたが、よく考えてみればその結果が自分にもある程度原因があったり人がらみの場合は、
話し合えばなんとかなるとか、どうしてこのような状態になったかを突き詰めて考えれば解決できないことはありませんでした。
そういうことでしたので泣いても泣いても解決しない、ここまで悲しいことはこの人生でありませんでした。
なぜドゥマンは死ななければいけなかったのか、どうして農場の人はもっと早く気付いてあげなかったのか、
たった2日しか一緒にいなかったのにここまで悲しいのはどうしてか自分でもわかりませんが、助けてあげられなかったという事実と
あの訴えるような眼を思い出すと、ほんとにやるせなく、悲しい思いが続きました。
金曜日の当直は(私の犬たちのホームドクターであるクリニックは二人の先生でやっていて365日24時間開いています。)
V先生でした。1時過ぎにドゥマンを車で運び(車からおろしても麻酔から覚めてボーっとしているので毛布にくるんで4人で運びました)
ドゥマンも手術で疲れているだろうから(モルヒネをうったと先生が言っていましたが、それでもかなり痛いと思います)
そうっとしてあげようと思ったのですが、次の日まで一人じゃかわいそうかなと、いったん上に上がったのですが、もう一度引き返して、「ドゥマン」と呼んだら
麻酔から覚めたばかりでぼーっとしながらも頭をあげてこちらを見たのです。それで檻の中に入ってドゥマンに「明日来るからね。待っててね」と言って
起こした頭をまた横にしてあげたらそのままあたまをすとんと横に倒して目をつむりました。
思えばそれがドゥマンと会えた最後でした。きっとものすごく疲れていたのだと思います
やっと手術も終わって成功してよかったねとKさんと話しながら夕方Kさんは帰り、夜の8時すぎにV先生に電話してドゥマンの様子を聞いた時は
いい子にしてますよ。名前を呼ぶとみますよ。と言っていました。で、私も今日は疲れたな、でも手術が成功してよかったなと、食後にリキュールを飲んで
リラックスしていたのです、その時に電話がなり、V先生から「悪いお知らせです、あの子がなくなりました」と連絡がありました
リキュールを飲んでいるので運転できないので、歩いてクリニックまで行きました。娘も付いてきてくれるというので二人で行きました
(画像は載せませんが)クリニックにつくと、ドゥマンが横たわっていました。先ほどは気がつかなかったのですが、手術でおなかの毛をそられているので
とても小さく見えました。ちょっと吐いたらしく褐色の液体が口の所から漏れていました。
が、ひどく苦しんだ様子もなく、V先生が言うには眠るようになくなったのではないかと言っていました。
V先生は10日ほどほとんど食べていないので体力もなく手術に耐えられなかったのだろうということと、手術をしなかったら毒素がたまりあと3.4日生きたとしても
苦しんで死んでいったのにちがいないから手術をしたから亡くなったと思わないようにと私に言いました。
もうどうしていいかわからないほど悲しかったのですが、そこにずうっとたちすくんでいても生き返るわけでもないので、毛を少し切ってもらって、リードだけもらっていきました
オーナーのOさんには亡くなった知らせはすべてうちのお手伝いのKさんがやってくれました。
その日から毎日本当につらい日々で、じゅうたんをアップしようとしてデジカメの写真を編集しようとするとDumanの画像が見えてそのたびに又悲しくなっていました。
火曜日にDumanは市の職員の人がトラックで引き取りに来ました。医薬品用のゴミと一緒にアンカラ郊外に埋められるのです。
実は私はDuman の首輪をとるのを忘れていたことに気づき、袋に詰めてから(臭いを防ぐためにすぐに袋に入れられます)もクリニックに取らせてほしいとたのでいましたがU
先生の言うには首輪らしいものはないということでしたが、自分の目で確かめないと納得がいかないので、トラックが来たら連絡をしてほしいとお願いしておいて
トラックが持ち運ぶ前にお願いして袋を開けてもらったのです(ものすごいにおいで本当はだめだそうですが無理を言ってあけてもらったのですが)
ゴミと一緒に埋められるなてひどいですがこんなに大きなものを埋めるところはないので仕方ありません。
オーナーのOさんにもあらかじめ連絡をとって、農場に埋めるところがあるか聞いたのですが、自分の土地ではないので(借地のため)無理だということでした
日本と違って動物霊苑などないですし、火葬もするところがありませんからこちらはゴミと一緒に埋められるだけなのです。それもやるせないことの一つでした。
トラックがいくまで見送りました。クリニックからドゥマンがいなくなり、もういないんだ。死んでしまったのだと自分に言い聞かせ、
やっと2日前くらいから写真を泣かずに見れるようになりました。落着きを取り戻してめそめそしていてはだめだと思うようになりました。
ドゥマンがなくなってからものすごい悲しみと同時に、その悲しみがもっと早く気づいていれば防げたかも知れないという怒りにかわりつつありました
その後初めてオーナーのOさんと電話で直接話しました。Oさんには(もちろん丁寧に話しましたが)獣医さんにみせたというが、それは本当だったのか。実際に獣医さんが見に来て
ドゥマンの状態がわかったのか、どうしてレントゲンを撮らなかったのか。またあづけた先ではどうして無知のように骨を大量にたべさせたのかなど
などいろいろ聞きました。獣医さんは見に来たのにもかかわらず(おなかも腫れているのに)シロップを飲めばなおるだろうといっていたのでレントゲンを撮る必要はなかったと思ったそうです。
ちなみにOさんは無知な無学な人ではなく長年カンガルの繁殖をされているかたで、またトルコでも有名な私立の大学の英語の先生をされている方です。
そのような方でも獣医さんがいうのでそう信じていたそうです。そんな無能な獣医は変えてほしいと頼みました。
私たちと行ったU先生が見たらもうひと眼で異常だということがわかったのに
シロップを飲めばなおるといって何日も放置しておくなんてなんてひどい先生でしょう。それに農場で働いている人たちもこんな状態を見ればわかりそうなものです。
むこうにとっては気まぐれで突然来てドゥマンを連れて行って、その結果死んでしまい、もっと従業員を教育しろだの、獣医を変えろだの、
お金のためだけにやっているのか!!など、(これにはそんなことはないそんなこと言うなら怒りますよ!と言っていましたが)
「あんたには関係ないだろう」といわれても仕方ないと思ったのでしたが、私には感謝をしていることを言っていました。
私もかなり言ったので「関係ない私がこんなに言ってすみません。もうかからわないでほしいならそう言ってください」といいましたが、「とんでもない関わってください」でした
いづれ犬小屋を造り直すお手伝いをしたいので、また来週か再来週にでも農場をたづねることになりました。
感情を吐露しただけですのですごい文章になりました。よみずらくてすみません。あえてこのままアップします。最後になりましたが、ツイッタ‐をはじめとして
(ツイッタ‐ではオンタイムで私の心情を書かせていただきました)お読みくださった方。カンガルの本をお求めいただきました方。
寄付をいただきましたかた、そして悲しくて悲しくてたまらなかった私を励ましてくださった方に心より感謝を申し上げます。
ドゥマンはとても大きくて、優しくて、強くて、賢いカンガル犬でした。
さすがチャンピオン犬としての貫録があり、初めてあった私の車にすぐに飛び乗り2時間でも3時間でも一緒におとなしく待っていました。
おなかが痛いのに、10日間もう○ちがでなくてくるしいのに、ワンとも言わずにずうっと静かにしていました。
とてもお利口でした。その勇気をもらえた気がします。頑張ったね。ドゥマン。安らかに眠ってください
2日しか一緒でなかったけど、とても気持ちが通じ合えた気がします
以前日本の番組でカンガル犬は飼い主にしか心を許さないといっていたそうですが、間違いです。
教育されたカンガル犬は、飼い主がいなくてもきちんと人間を理解します。
ドゥマンがもう一度走ったり、ご飯を食べたりする姿は見れませんでしたが、たくさんの子孫がのこっているはずですので、近いうちに
見に行きたいと思っています。もし骨を与えられた先で交配が成功していればドゥマンの子供はこれから生まれるはずですので聞いてみます。
ドゥマンの写真はわずかですが、宝物にしようと思います。
まだまだ悲しいですが痛くても頑張ったドゥマンに負けないように私も頑張ろうと思います
アンティークのキリムも家も、車も、時には権威や尊敬までお金を出せば手に入ることがありますが、
命というものはお金では買えないものだと改めて感じました。
私はどの宗教にも属していませんが、神様は無駄なことをしないと信じています
ドゥマンは助けてあげることができませんでしたがそれをステップにカンガル犬のことをもっと日本に知ってもらうように
なにかできればと思っています。今後ともご協力いただければ嬉しいです
お読みくださいましてありがとうございました
ずうっとう○ちをしたくてこの格好だったドゥマン 頑張っていたドゥマン 勇気をありがとう!